これまでとこれからも
政治家(議員)になった動機(きっかけ)は?
時代の変化とともに多岐にわたる新たな社会の課題が発生する一方で、各種選挙の投票率は全体的に低下傾向にあります。中でも若い世代の投票率が特に低く、政治への関心や信頼が失われてきているのではないかと感じております。
しかし、他の自治体と同様に八戸市においても大きな課題となっている、「少子高齢化」や「人口減少」の進展は、これからの時代を担い、未来を生きる若い世代ほどその影響を大きく受けることになります。「10年、20年先の八戸市をどうしていくのか」若い世代の声が、もっと市政に反映されなければならないという想いや、これまで携わってきた労働組合の活動で培った知識や経験を生かし、若い世代の政治参画や関心の高まりに繋げたいとの想いがきっかけです。
政治家(議員)として心掛けているところ
社会は多様な人々の営みによる支え合いで成り立っておりますので、それぞれの価値観も考え方も異なるのが当然です。だからこそ、市民一人ひとりの多様な「声」や「想い」を尊重することを大切にしています。また、様々な社会課題は単体で発生しているのではなく、全ての課題は少なくともどこかで必ず関連していると考えております。一つの課題を切り取って賛成や反対などの判断をするのではなく、様々な課題を踏まえ調和を図りながら現実的な視点で判断するよう心掛けております。
政治家として遣り甲斐を感じることは?
「遣り甲斐」とは「物事に対する充足感や手応え」のことを指すようでありますので、政治家としての遣り甲斐は4年間の任期が満了した時に何であったか考えたいと思います。それは、任期中である現在においては、私個人の遣り甲斐よりも地域の皆さまのニーズを大切にすべきだと考えるからです。勿論、何も感じないで政治家として仕事をしているわけではありません。例えば地域の皆さまの困り事について対応した際に感謝の言葉をいただくなど嬉しい場面も沢山あります。「じゃぁ、それが遣り甲斐じゃないの?」と思われるかも知れませんが、単純に「嬉しい場面」=「遣り甲斐」ではないような気がします。「大変だった事」や「苦しかった事」も時間の経過とともに遣り甲斐として捉える事ができるのかも知れません。まずは、日々全力で地域の発展と市民の皆さまの幸せのために努力をして参りたいと思います。
力を入れている(入れていく)政策は?
新型コロナウイルス感染症への対応と地域経済の再生が最優先課題であると思います。新たな生活様式の定着やデジタル化の進展、カーボンニュートラルへの対応など、時代はこれまでの常識が通用しない新たなステージに突入します。多様な価値観を尊重し、前例に囚われない新たな視点や発想、あるいは繋がりによって地域の経済を再始動することで、U I Jターンの促進や人口減少に対する相乗効果も期待できると考えています。
政治家にならなかったら何になりましたか?
火力発電所の運転業務を担当しておりましたので、引き続き勤務していたと思います。
有権者(特に若い方達)へのメッセージをお願いします
日常生活において政治は身近に感じることが少ないと思います。しかし、私たちは政治に対して無関心でいる事は出来ても無関係ではいられません。皆さまの日常生活においても、実は政治が関係しているものもたくさんあります。そして、これからの時代を担い、未来を生きる若い世代ほどその影響を大きく受けることになります。こうした中で、八戸市はすでに「超高齢化社会」に突入しており、核家族化や単独世帯、夫婦のみの世帯、夫婦ともに65歳以上の世帯が増加するなど、社会構造の変化と価値観が多様化する一方で、新型コロナウイルス感染症への対応と併せて地域経済・防災対策・人口減少・医療や介護・子育て、デジタル化、カーボンニュートラルなど多岐にわたる課題を抱えております。こうした課題へ的確に対応していく事こそがまちづくりの根幹であり、地域の総合力を発揮していく必要があります。また、地域の特色を十分活かしながら、市民のニーズにあった対応をしていく事が重要です。その上で、重要なキーを握っているのは若い世代の皆さまであると思います。未来に希望と責任が持てる八戸市を目指し、私も皆さまの想いをしっかりと「カタチ」にするため、全力で取り組んで参ります。是非、豊かで希望あふれる未来の八戸市を一緒に創っていきましょう。